天皇皇后両陛下リトアニア御訪問

大統領官邸周辺
5月26日、天皇皇后両陛下がリトアニアを公式訪問されました。翌27日には次ぎの訪問国であるイギリスへご出発されるという駆け足のスケジュールでしたが、市民からの歓迎を受け、充実したお時間を過ごされました。
ご訪問が正式発表された昨年暮れより、
リトアニア市民並びにリトアニアに在住する日本人はこの日を楽しみにしてきました。ご訪問の2日前から、ビリニュスの主要通りに日本の国旗が掲げられ、歓迎ムード一色となりました。

市民に手を振る皇后陛下
26日、ビリニュス空港の上空に政府専用機の機影が確認できた時点から、国営放送リトアニアTVがご訪問の様子を全て生中継するなど、国民の関心の高さが伺えました。空港ではキルキラス首相が両陛下を出迎えられました。
到着後、両陛下はまず大統領官邸へ向われ、アダムクス大統領夫妻に迎えられ、歓迎式典に参列されました。その後、官邸周辺に集まっていた市民と御交流になられた後、官邸内での午餐会に出席されました。リトアニアで活躍する日本人バレリーナ浜中未紀さんをはじめ、日・リの著名人が午餐会に出席しました。

職人達のテントを見学される天皇陛下
午餐会終了後、両陛下はアダムクス大統領夫妻とともに、アンタカルニス墓地へと向われました。アンタカルニス墓地には、1991年に独立派の市民をソ連軍が制圧した「血の日曜日」事件などの犠牲者眠っており、両陛下はその追悼記念碑の前で黙祷し、花輪を供えられました。なお、式典に出席していた犠牲者の遺族の方々とも御交流されました。

笛を吹いてみる皇后陛下
その後、両陛下は「6000人の命のビザ」で知られる杉原千畝氏の記念碑に立ち寄られ、碑に埋め込まれたビザのプレートなどを間近で熱心にながめられていました。
夕方には、ビリニュス大聖堂広場で開催された民俗祭に参加され、会場に詰めかけた市民と交流されました。可能な限り、一人一人の市民と握手をされ、言葉を交わされていらっしゃいました。民族工芸品を展示するテントでは、職人による説明に熱心に耳を傾けながら、実際に品を手にしたり、笛を吹いてみるなど、イベントを楽しまれているご様子でした。
こうして全ての行程が無事終了し、翌日お昼前にイギリスへ向ってご出発なさいました。短いご訪問ではありましたが、市民一人一人と丁寧に御交流される様子から、お二人の温かいお人柄が伝わり、リトアニアの人々に深い感銘を与えました。
2007.05.28 LiTabi
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