ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)
リトアニアの芸術史上忘れてはならない人物に、チュルリョーニスがいます。優れた作曲家でもあり、画家でもあったチュルリョーニスが35年という短い生涯を通じて生み出した作品の数々は、その後のリトアニアの絵画ならびに音楽界の発展に大きな影響を与えたといわれています。
音楽
オルガン奏者である父のもと、チュルリョーニスは幼少の頃より音楽に親しみました。14歳の頃より、リトアニア北西部の町プルンゲにあるオギンスキス公宮廷オーケストラで音楽理論を学びながらフルートを演奏し、1894-1899年には、オギンスキス公の支援を受け、ワルシャワ音楽学校で、1901-1902年にはライプツィヒ王立音楽学校で学びました。
チュルリョーニスが遺した作品の数々は、リトアニア音楽の基礎を形成していると言っても過言ではありません。15年にも満たない短い創作活動の中で、交響詩、ピアノ曲、合唱、オルガン、管弦四重奏向けの作品など、実に350を超える作品を遺しました。代表作に、ピアノ曲「フーガ、変ロ短調」、「セファ・エセク」、交響曲「デ・プロフンディス(深き淵より)」、交響詩「森にて」、「海」、「管弦四重奏曲 ハ短調」、管弦四重奏序曲「ケストゥーティス」等があります。更に、リトアニアの民謡をアレンジした作品も遺しています。祖国の自然や海を描いた作品からは、自然は偉大で際限の無い存在であり、美の象徴であるというチュルリョーニスのロマン的な世界観を垣間見ることができます。詩的な音楽により情景を聴く者に視覚的に思い起させる表現手法は、作曲家でありながら画家でもあったチュルリョーニス独自のものであったと言えるでしょう。
絵画
チュルリョーニスが絵画の創作に捧げた時間は、音楽より更に短い、たったの6年というものでした。幻想的で繊細なチュルリョーニスの作風は、20世紀への変わり目の東欧美術界において際立った存在でした。チュルリョーニスの作品は古典的であると同時に現代的でもあると言われています。それは、彼の作品が人類数千年にわたる精神的経験を内包しているが故に古典的であり、また、彼の理念の本質が、精神性を渇望する現代人にも通じているが故に現代的だと言えるのです。
彼の作品は、ともするとヨーロッパ芸術界では曖昧で、忘れ去られがちな存在ではありましたが、ロマン・ロラン、ストラヴィンスキー、カンディンスキーといった傑出した人物に注目されていました
代表作に、「葬送交響曲」、「昼」、「思考」、「永遠」、「王」、「天地創造」、「聖歌」、「おとぎ話」、「天使のプレリュード」、「ギフト」、「冬」、「星のソナタ」、「ピラミッドのソナタ」などがある。
歴史
文化
- ・ リトアニアの合唱団
- ・ 楽団 ・アンサンブル等
- ・ リトアニアの少数民族
- ・ カジューカスのお祭り
- ・ リトアニアの祭り-夏至祭
- ・ ミカロユス・チュルリョーニス
- ・ バレリーナ浜中未紀さん